|
とびひ(伝染性膿痂疹)は、主に5月頃から夏にかけて、子供に多く見られる皮膚の病気です。虫刺され、あせもや湿疹などをかきこわした傷口やすり傷などがあると、黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などの細菌が皮膚の表面で繁殖して起こります。発疹はかゆみを伴うことが多いため、ひっかくことによりひどくなります。 通常適切な治療により、とびひの症状は5日前後で軽快しますが、1週間以上症状が続く場合は、治りが悪い原因を究明する必要があります。 一般的に、とびひが治りが悪い原因としては、@MRSAという強い菌が治癒を遅らせているAもともとアトピーがあり、皮膚を日頃よく掻いているB石鹸を使って患部を洗っていないC包帯をずっと巻いたままの状態にしているD鼻をよくいじるくせがあるなどの原因が考えられます。 したがって、とびひを治すためには、@〜Dに対する対策を講じることが大切です。特に最近、とびひの原因となる菌として、MRSAが増加傾向にあり、種々の抗生剤(化膿止め)の内服に対して治療抵抗性を示します。そのため、とびひの症状の改善があまりみられない場合は、積極的に皮膚科で細菌の培養検査を行う必要があります。 ・・・病巣は1日3回石鹸をよく泡立てていたわりながら優しく洗い、シャワー(流水)でよく流す。これにより局所の細菌数は減少するので消毒薬は使用しない。・・・外用薬を塗布したら、ガーゼや包帯で覆わない。これは、被覆すると湿潤環境を作り、病巣の細菌数を増加させ治癒を遅らせる場合が多いからである。・・・ (小児外科 Vol.39, No.4; 2007-4 より引用) コメント:とびひは、夏によくみられる子供の皮膚感染症です。とびひを治すには、適切な治療と正しいスキンケアが大切です。とびひがしっかり治るまでは、プールやおふろに入らないようにしましょう。とびひの患部は、石鹸をよく泡立てて、泡で洗うようにやさしく洗浄するとよいでしょう。シャワー浴後、タオルでやさしく水分をふき取ってから、塗り薬を外用しましょう。お子様に鼻をいじるくせがありましたら、そのくせをやめさせる必要があります。とびひの症状がございましたら、早めに当クリニック(専門医)を受診しましょう。 とびひに関するブログ →http://mahirohifuka.at.webry.info/theme/c5aa206e6a.html とびひについて → http://www.mahirohifuka.com/tobihi.htm クリニックのホームページ → http://www.mahirohifuka.com/ ![]() |
| << 前記事(2007/08/07) | トップへ | 後記事(2007/08/16)>> |
| << 前記事(2007/08/07) | トップへ | 後記事(2007/08/16)>> |