小麦による重症のアレルギー反応

アナフィラキシーとは、特定物質を摂取後に起きる急激なアレルギー反応の結果、じんましん、呼吸困難、ショック症状などの症状をきたすことをいいます。特定の食物を食べた後、運動している最中にこのアナフィラキシーの症状が起きることを食物依存性運動誘発アナフィラキシーといいます最近、小麦による食物依存性運動誘発アナフィラキシーが増加してきています。

  本症の発症には特定の食物の摂取が不可欠であり、またほとんどの症例でその食物成分に対する特異的IgEが証明されることから、現在では、食物成分に対するⅠ型アレルギー反応を基盤に発症すると考えられている。
 ・・・20歳までの発症例が全体の4~5割、30歳までの発症例が7~8割を占め、本症は若年者に多い。また、何らかの運動中に発症した例がほとんどであるが、その内容はテニスやサッカーなどの激しいものから、ゴルフ、さらに歩行などの軽いものまで様々であり、運動量との関係は少ない。本症の発症には運動だけでなく、アスピリンやその他多くの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が誘発因子あるいは修飾因子として関与しうる・・・
          (皮臨: 45(10); 1217-20より引用)
コメント:食物依存性運動誘発アナフィラキシーは、原因となる食物を摂取しただけではじんましんや呼吸困難などの症状は起こりません。原因となる食物を摂取した後、運動をすることがアナフィラキシーを起こす必須の条件です。運動だけでなく、アスピリンやその他多くの解熱鎮痛剤(非ステロイド剤)がアナフィラキシーを誘発します。血液検査にて原因となる食物に対する特異的IgEが証明されることが多いので、食物依存性運動誘発アナフィラキシーを疑ったら、早めに専門医を受診して検査をうけるようにしましょう。    
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