手あれは予防が大事

  手あれは女性に多く、水や洗剤などで、手の皮脂膜(皮ふの脂分)がとれてカサカサになった状態をいいます。空気が乾燥する秋~冬に悪化することが多く、空気の乾燥や温かい湯による食器洗いなども悪化に関係します日常生活でふれる石けん、洗剤、お湯、シャンプー・リンス、衣服のせんい、紙、段ボールなど 様々なものが原因となって生じます。これらのものが刺激となって、手の皮脂膜が破壊されることにより、皮ふ表面(角質層)の水分が失われ 、手あれの状態になります。 この状態を放っておくと、炎症が起こり、かゆみを伴う発赤やブツブツが見られるようになります(手湿疹)。更にこの状態を放置すると、指先を中心にひびわれ(亀裂)が生じます。ですから、手あれの症状がありましたら、早めに治療することが大切です
検査→①指の間に発赤がみられる場合は、カンジダ症を否定するために顕微鏡を使った検査をします。②化学物質や植物・金属など手で触れるものに対するアレルギー反応が疑われる場合は、原因を追究するためにもパッチテストが有用です。
治療→①皮脂膜を補うために、定期的に保湿剤を塗ります。
 ひびわれに対しては、ひびわれを治す作用のあるテープ剤や軟膏を塗ります。 
③かゆみや炎症が強くて治りが悪いときには、ステロイドの入った軟膏を短期間だけ塗ります。
④かゆみが非常に強い場合は、抗アレルギー剤の飲み薬を内服します。

日常生活上で注意すること → 
①水仕事をする時は、必ずビニールやゴムの手袋をするようにしましょう。
こまめに保湿剤を塗るようにしましょう。
③どうしても素手で作業をする場合は、お湯を使わずになるべく水を使うようにしましょう。


 手あれは早めに治さないとひび割れができて痛みを伴ってしまいます。ですから、手あれかなと思ったら、早めに当クリニック(専門医)  を受診しましょう。